盛り上がりに欠ける要因の一つは、今作も含め最近のルパンはギャグベースの仕上がりで、燃える展開が無い所です。真面目なシーンはあるものの、「燃えよ斬鉄剣」・「ワルサーP38」・「EPISODE:0 ファーストコンタクト」にあるようなハラハラ・ドキドキ感がほとんど感じられません。
もう一つはタレントの演技力。今作の敵・魔毛狂介の声中村獅童が担当しています。この人はアニメ版デスノートで経験があるので結構ハマリ役で良い演技でした。しかし問題はヒロイン役の関根麻里の方。彼女は名作「カリオストロの城」を見た以来の大ファンらしく、作品に貢献したいとの意気込みのようでしたが、演技力にかなり難ありでした。
頑張りは認めるけど、素人耳にも「これはキツイな」と感じました。台詞に全く感情がこもっていないんですね。メインやサブに至るまで、本職・声優経験者が多いだけに、拙さが余計際立っていたのが印象的。
多分というか、間違いなく話題寄せの視聴率アップの為のキャスティングなのでしょうけど、「ファン」というだけで採用するのは如何なものかと・・・。実際は他に起用理由があるのだろうけど、重要ポジションなだけに、タレントでも経験者を起用して欲しかったな。
ついでに、元宰相の子供役の演技も思いっきり棒読み。どんな役者なのか調べてみると、彼は有名な舞台作品やTV映画で出演経験がある子役みたいで、声優の挑戦は恐らく初めて。故にあの演技だったと・・・。
内容は物凄く悪い訳ではないのに、タレント声優の演技力で損している作品ですね。関根麻里さえキャスティングされなければ、良作とは行かなくても佳作の評価はあげられたのに・・・。
しかし、ひいき目に見ればエンターテインメント作品としては良く出来ていて気楽に見れるので、機会があれば視聴されても良いかもしれないですね。
自分は二度と見ませんが・・・。
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